012 金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化
現在の金沢の市街地は、金沢御堂の門前に形成された寺内町を始まりとし、その後に形成された近世城下町を基盤としている。城下町は寛文・延宝期(1661-1681)にほぼ完成し、その形態は当時の城下町絵図で確認することができるが、街路網は小路に至るまで現状とほぼ一致しており、城下町の町割や用水路は現在の市街地の街路や街区の構造を決定している。また、藩政期には漆工、金工、陶芸などの制作が奨励され、御細工所を設けて工芸品の芸術的な技術水準が高められたが、これらの多くは明治以降に旧藩士たちによって商業化され、現在も金沢の主要な生業になっている。

このように、「金沢の文化的景観 城下町の伝統と文化」は、城下町の都市構造が在まで継承され、街路網や用水路等が現在の都市景観に反映されているとともに、城下町が醸成した伝統と文化による生活文化や生業を中心とした伝統工芸等の店舗が独特の界隈性を生み出すき貴重な文的景観となっている。平成22年(2010)2月22日、国による「重要文化的景観」に選定された。
参考資料:金沢市HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-6-2
       
       
       
       
犀川大橋 (撮影:2010-9)
香林坊界隈 (撮影:2010-9) 金沢駅 (撮影:2010-9)
金沢市役所 (撮影:2010-9) 石川県広坂庁舎 (撮影:2010-9)
長町武家屋敷 (撮影:2010-9) にし茶屋街 (撮影:2010-9)
主計町茶屋街 (撮影:2010-9) ひがし茶屋街 (撮影:2010-9)
金沢城三十間長屋 (撮影:2009-5) 兼六園 (撮影:2010-9)
尾崎神社 (撮影:2009-5) 尾山神社 (撮影:2010-9)

街角コンサート
香林坊界隈 (撮影:2010-9) 香林坊界隈 (撮影:2010-9)
兼六園周辺 (撮影:2010-9) 金沢21世紀美術館 (撮影:2010-9)
香林坊界隈 (撮影:2010-9) 香林坊界隈 (撮影:2010-9)
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成巽閣 (撮影:2010-9) 長町武家屋敷 (撮影:2010-9)
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石川県迎賓館 (撮影:2010-9) 旧第四高等中学校本館 (撮影:2010-9)
近江町市場 (撮影:2010-9) 浅野川大橋 (撮影:2010-9)